2017年11月4日、東京・上野の新しいランドマーク「上野フロンティアタワー」が誕生した。
地下1階は「松坂屋上野店」、1階から6階まではグルメやファッションなど68のテナントが入った「PARCO_ya(パルコヤ)」、7階から10階までは映画館「TOHOシネマズ 上野」という幅広い世代が楽しめる複合商業施設だ。
グランドオープン時には約800人もの行列ができたほど、早くも話題となっている「上野フロンティアタワー」。
その中で最も注目すべき飲食店が、1階にある『廚(くりや)otonaくろぎ』である。
日本料理店『くろぎ』による和カフェ&バー
写真:立ち飲みスペース
あの、世界的な飲食店のガイドブックで星を獲得し、東京で最も予約が取れないレストランのひとつと言われている日本料理店『くろぎ』。そのオーナーシェフ黒木純氏による新業態の店舗だ。
『くろぎ』が芝大門へ移転する前は、湯島で10年間営業を続けてきた。
そんなゆかりのある地にお店を残したいという想いから、今回「PARCO_ya」に和カフェ&バーを出店したのだそう。
黒を基調としたモダンな空間
普通に歩いていたら通り過ぎてしまう、一見何のお店か分からない門構え。
黒を基調とし、黒炭の切り株をモチーフにした店舗のロゴと同様の曲線を描く空間は、建築家・隈研吾氏が手掛けたものだ。
「PARCO_ya」のコンセプトである“ともだちを誘いたくなる、ちょっとおしゃれな おとなのたまり場”に合わせ、大人の隠れ家のようなイメージにしたという。
心地よいジャズのBGMが流れる店内は、通常の着席スタイルのほかに深夜2:00までお酒を楽しめる立ち飲みスタイルもある。
また、2人以上の席は扉の開閉もでき、周囲を気にすることなく利用ができる。
写真:扉付き席
『和パフェ』 黒蜜きなこ 抹茶
写真:『和パフェ』 黒蜜きなこ
洗練された大人の時間を過ごすのにふさわしい、とっておきのメニュー『和パフェ』。ここ『廚otonaくろぎ』でしか味わうことのできない逸品だ。
「黒蜜きなこパフェ」と「抹茶パフェ」の2種類があり、わらびもちや寒天・ぜんざいなど和をメインにした食材が10種類以上も使用されている。
写真:『和パフェ』 抹茶
幾重にも重ねられた食べ応えのあるパフェは食べる場所によって味や食感が異なり、ラム酒入りの黒蜜で大人のパフェへと変化。
移り行く様々な表情で、食べる人を最後まで楽しませてくれる。
『くろぎサンド』
写真:『くろぎサンド』
テイクアウト可能な商品もあり、オススメはロゴをかたどった『くろぎサンド』。
優しい甘みが印象的な黒糖味の食パンには、餡バター。
ほうれん草が練りこまれた若草色の食パンには、抹茶クリームチーズがサンドされている。
サックリと香ばしく焼かれたどこか懐かしさを感じるホットサンドは、映画のお供にしたくなる逸品だ。
名実ともに兼ね備えた『くろぎ』の流儀を受け継ぎ、店名の『廚』の意味にもなっている『職人の手仕事』から生まれる和モダンを、ぜひ心行くまで堪能していただきたい。
廚otonaくろぎ
〒110-0005
東京都台東区上野3-24-6 パルコヤ1F
(03)6284-1965