フランスの本格的なレストランデザートを堪能できる「Régalez-Vous（レガレヴ）」が、神奈川・鎌倉に2021年9月19日（日）グランドオープンします。コンセプトは「パリと鎌倉をデザートでつなぐ」。お店に一歩足を踏み入れると鎌倉にいながらフランスを感じられ、新星カフェレストランとして今後注目を浴びそうな予感です！
フランスで活躍する名パティシエが日本に念願の初出店
オーナーシェフを務めるのは、フランスと日本に活動の拠点を置く佐藤 亮太郎シェフ。実家は東京・東十条の「アドリア洋菓子店」を営み、フランス菓子の名店「ルコント」でパティシエとしてのキャリアをスタート。
26歳で渡仏をし、パティスリーをはじめ、数々のレストランでパティシエとして経験を積みます。「Restaurant L’ARC」や「Lapérouse（ラペルーズ）」など名だたるレストランでも指揮を執り、2009年にはコンサルティング会社「RS CONSEIL」を立ち上げ、フランス国内の飲食店を指導するコンサルタントとしても活躍。
「いつか日本に出店をしたい」という思いがあった佐藤さんの大きな転機となったのが、新型コロナウイルスによる影響でした。先に予定していたフランスでの出店準備が滞り、日本に一時帰国。知人の紹介で鎌倉に物件が見つかり、トントン拍子で話が進んで日本での出店が決まったそう。26年間フランスに住み、第一線を駆け抜けてきた佐藤シェフが手がける店だけあって期待大なのです。
目の前で完成させるライブ感のあるカウンターが特等席！
お店に入ってすぐのショーケースにズラッと並ぶのは、クロワッサンやブリオッシュなどのヴィエノワズリーと、サブレやディアマンなどの焼き菓子類。
さらに中に進むと冷蔵ケースがあり、サンドイッチ、タルトなどの生菓子を販売しています。
大きなテーブル席のさらに奥にはカウンター席があり、シェフの見事な手捌きを目の前で見れてライブ感たっぷり！
デセール（皿盛りのデザート）がメインですが、その日の気分やシチュエーションに合わせて自由に選べるメニューが魅力。モーニングからランチ、カフェまで利用でき、もちろん気軽にテイクアウトも可能です。オープンに先駆けて行われたプレス向けの内覧会から、特に注目したいメニューをご紹介します。
フランスの味を再現した本格派デセール
なんといっても、フランスで作っていたデセールの一部を食べられるのが見どころ！約8種類あり日本向けに盛り付け等を変えているメニューもありますが、「パリ左岸のスフレ」「プロフィットロール」はフランスで提供されていたものと全て同じ構成で必食です。
パリ左岸のスフレ
コーヒーor紅茶付（税込3,000円）
シェフ・パティシエを務めたパリ最古のレストラン「ラペルーズ」の1766年創業当時から伝承されているレシピを見直して復活させた「パリ左岸のスフレ」は、佐藤シェフの思い入れのあるメニュー。なんと、1日のうちで1番の売り上げになるほど爆発的ヒットを遂げ、食通たちを唸らせたのだとか！
スフレは時間が経つとすぐしぼんでしまう為、焼けたらすぐ食べるのが鉄則。目の前に運ばれてくると、スタッフが中央に穴を開けキャラメルオレンジのソースをかけてくれます。
口に入れた瞬間にふわっととろけるような食感と、香ばしいプラリネに夢心地に！一緒に運ばれてきたブラッドオレンジのジェラートを合間に食べると、さわやかな酸味と温冷のコントラストによって印象的な美味しさになります。
プロフィットロール
コーヒーor紅茶付（税込3,000円）
「プロフィットロール」コーヒーor紅茶付はフランスのレストランでは定番人気のデセール。テーブルに運ばれてくると、力強いカカオ感が特徴的なヴァローナ社のイランカを使った温かいチョコレートソース、カリカリした歯触りのクロッカンをかけて仕上げてくれます。
さっくり香ばしいシューの中にはバニラアイスがたっぷり！甘味、酸味、苦味、塩味が絶妙に溶け合うハーモニー、温冷差や食感の変化など、デセールの魅力がギュッと詰まった一皿です。
ローストビーフ
牛もも肉を低温調理したローストビーフはやわらかく、噛むほどに肉の旨味があふれ、しっかりお腹を満たしたい方におすすめです。ルニッションとサワークリームの酸味がアクセントに。
コンフィ・ド・カナール
やわらかな鴨のコンフィ、ジャガイモのバターソテー、カルバドスで煮たリンゴが三位一体になり、フランスの郷土料理をサンドイッチで表現した一品。トマトを練り込んだパン・ド・ミとの相性も抜群です。
おやつ系からお食事系まで豊富なヴィエノワズリー
卵やバター、牛乳、砂糖を使って作る菓子パンのヴィエノワズリーは約10種〜15種類ショーケースに並びます。
パリの味を再現した自信作のクロワッサンは、さっくりした歯触りと内側のしなやかな食感の対比がよく、フランス産A.O.P発酵バター「モンテギューバター」の香りが豊か。「クロワッサン エピナール」（上・税込480円）はほうれん草のソテーとチーズ、ベシャメルソースを巻き込み、クリーミーで濃厚な塩味。
フランス産A.O.P発酵バター「イズニーバター」が香るブリオッシュ生地にマッシュルームと黒オリーブの塩気が後を引く「ブリオッシュ シャンピニオンとオリーブ」（下・税込380円）は、ワインのお供にしたくなります。
「クロワッサン・アミティエ」（税込440円）は、鎌倉「Romi-Unie Confiture（ロミユニ・コンフィチュール）から教わったオレンジとレモンのコンフィチュールをうっすら塗ることで美味しさが格段にアップ！オーナーのいがらし ろみさんとは「ルコント」の先輩後輩の関係にあり、なんともスペシャルなコラボです。
北欧生まれのシナモンロールが最近パリでブームなのだとか。パリらしさも取り入れた「パン・スエドワ」（税込400円）は、シナモンの甘い香りにうっとり♪
食後の小菓子まで！贅沢感を味わいたい人はコース仕立てに
サンドイッチからアシェットデセール までコース仕立てで堪能できる「Régalez-Vous（レガレヴ）」（税込4,800円）は、食後にミニャルディーズという小菓子が出され、コーヒーか紅茶と共に楽しめます。
左から、カシスの深い甘みと酸味が印象に残る「パート・ド・フリュイ・カシス」、バターとバニラが風味豊かでハチミツのやさしい甘みがふわり広がる「モンマルトルのマドレーヌ」、セミドライフルーツとドレンチェリーが彩り芳醇なラム酒が香る「ムッシュ・ルコントのフルーツケーキ」は「ルコント」修業時代に覚えた思い出の品、ヘーゼルナッツとバターが上品に香る「ヴィジタンディーヌ」は「ラペルーズ」時代に作ったものを再現。どれも佐藤シェフの想いがギュッと込められ、小さいけれど味わい深い小菓子です。
フランス気分を味わいに鎌倉へGO！
気になるメニューはございましたか？フランスで26年間もの経験を積んだ佐藤さんのフィルターを通して“フランスの今”を表現したラインナップはどれも魅力的で、これから多くの日本人たちも魅了されることでしょう。
2021年9月2日（木）のプレオープンを経て、9月19日（日）グランドオープンとなります。鎌倉の出店だけにとどまらず、早ければ2年後にはパリ、その後は東京都への出店も視野に入れているので、今後の展開も楽しみですね。鎌倉の小さなPARISを感じに足を運んでみてください。
Régalez-Vous（レガレヴ）
住所：神奈川県鎌倉市御成町10-4
JR鎌倉駅西口より徒歩約1分
電話番号：0467-81-3719
営業時間：8：00〜19：00（LO18：30）
定休日：なし
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