昨年、自由が丘にオープンした「マジドゥショコラ」は、「Bean to Bar」のチョコレートを主力商品としているチョコレート専門店。カカオ豆に魅了されたオーナーシェフの松室和海さんが作るチョコレートには新しい発見がたくさんあります。
それぞれのカカオ豆がもつ特徴にあわせて、ショコラやスイーツメニューを決定するという松室シェフ。今回は2018年1月5日から発売開始する新しいテーマで誕生した「Bean to Bar」の新商品をピックアップしてみました。
進化系の「フレーバーチョコ」全6種類が登場 各1,852円(税別)
同じ国のカカオ豆でも、農園や収穫の時期によって風味や味わい、苦味などがそれぞれ違います。マジドゥショコラは、そんな個性のあるカカオ豆に合わせてロースト時間を調整したり、砂糖の配合を調整したりして、カカオ豆にあった「Bean to Bar」を作ることをコンセプトに展開してきました。今回は、「香り」をテーマにニカラグア産などのカカオ豆を使用した6種類のフレーバーチョコが完成しました。
「燻」
口に入れた途端、カリカリのベーコンに濃い香りのチョコレートをつけて食べているような感覚が味わえるチョコレートです。程よい燻製の香りが食欲をそそります。カカオ豆に直接燻製の香りをうつしてからチョコレートに仕上げたこだわりの1品です。
新商品について説明するオーナーシェフの松室和海さん(左)とゲストで登場したショコラコーディネーターの市川歩美さん(右)
「柚子」
柚子の果汁をたっぷりと使った贅沢な味わいのチョコレート。おもわずチョコレートを食べているのを一瞬忘れてしまう程濃厚な柚子の風味が全体に広がります。チョコレートを食べているというよりも、むしろ、柚子そのものをかじっているようなみずみずしさが実感できます。
「2日間ほどかけてコンチングし、最終段階の柚子を混ぜる工程に6時間の時間を要して、柚子のチョコレートが完成しました」(松室シェフ)。
「花火」
チョコレートで「花火」というネーミングも珍しいですが、食べてみると更にビックリ。松室シェフが厳選したハーブやスパイスなどの香りが漂うチョコレートに、フレッシュなジンジャーを配合し、程よい辛みを感じる刺激的なチョコレートに仕上げられています。さらにパチパチキャンディを加えたんだとか。口の中で溶かしていくとポップで弾けるパチパチとした食感が最後にやってくる楽しいチョコレートです。
「キャラメルや和三盆は、コンチングの過程で、それぞれの素材とチョコレートを練り合わせて、粒子レベルを揃えることで繊細な香りを引き出しました」(松室シェフ)。
シャンドンを使用した生チョコ「シャンドンの極上生チョコ」 価格未定
モエ・エ・シャンドン社のシャンドンブリュットを惜しげもなくたっぷりと使用した生チョコ。生チョコの全体を覆うピンクのパウダーは、ほんのり甘酸っぱいベリーの風味をかもし出しています。生チョコのねっとりした食感も特徴的ですが、チョコレートが最後に溶けていくときにシャンパンの芳醇な香りが一気に広がります。
ガーナ産の「カカオニブシュクレ」 1,000円(税別)と「カカオニブミエル」 1,093円(税別)
マジドゥショコラでは、以前から厳選した「カカオニブ」を販売してきました。最近はスーパーフードとしても定着したカカオニブが、今回の新商品でさらに進化して美味しくなりました。
「カカオニブシュクレ(ガーナ)」は、カカオニブに甜菜糖をまぶしたことで、カカオニブの本来の美味しさのひとつでもある独特の食感が存分に楽しめます。ヘルシーで体にもいいカカオニブがとっても食べやすくなりました。
「カカオニブミエル(ガーナ)」は、アカシアの蜂蜜に漬け込んだカカオニブで、アイスクリームやヨーグルトのトッピングにもぴったり。新しい美味しさを最大限に引き出した2種類の新商品は、一度食べたらやみつきになっちゃいます。
ローストした純粋なカカオ豆の美味しさを知ることができるベトナム産のカカオ豆も人気。 価格880円(税別)
カカオニブをふんだんに使用した「カカオニブのフロランタン」 価格未定
カカオニブとアーモンドがマッチしたフロランタンが登場。チョコレート風味のサクサクのクッキーとコラボしたフロランタンは、それぞれの素材の食感が一度に楽しめます。甘すぎないアパレイユの感じもグッドです。
期間限定の「カカオパルプジュース」 815円(税別)
スムージー仕立てにして提供する「カカオパルプジュース」は、カカオの実を包む白い果肉=パルプを使った、日本ではあまりお目にかからない珍しいジュースです。それもそのはず。なんと10kgから500gしか取れない希少な果汁を100%原液で使用しているんです。味は、フルーツのライチのような香りで、とってもなめらかな食感。新しいものが大好きな女子に是非とも実感してほしい神秘的な飲み物です。