「海外旅行へ行きたい！」そんな風に思ってはいても、なかなか行けないのが現実。でも、そんな時はヨーロッパを訪れているような気分になれるパティスリーがあります。
休みの日や仕事帰りの時間を使って行ける弾丸トラベル。リフレッシュしたいならば、ぜひ甘いトリップに行ってみて！
パティスリーでヨーロッパ周遊！？日本には無い非日常が詰まった「パティスリードゥネル」
花小金井駅から徒歩約12分、小金井公園にほど近い小金井街道沿いにある「パティスリードゥネル」。
ヨーロッパの雰囲気を漂わせた石造りの重厚な店構え。これから始まる旅のドラマに胸が高鳴ります。
店内は思った以上に広く、とにかく品揃えの豊富さに圧倒！ケーキをはじめ、色とりどりのマカロン。
整然と並べられたチョコレートや、いつまでも眺めていたくなる砂糖菓子。
200種類以上にもわたる焼き菓子の数々！
さらに、入り口近くには食パンやクロワッサンなどのパン。
コンフィチュール、アイスクリームやソルベまでもがズラリと並んでいます。
お店の奥には12席ほどのカフェスペースも設置。ゆっくりとティータイムを楽しむことができます。
探せば探すほど、新しい発見や新鮮な驚きがいっぱい！非日常がギュッと詰まっていて、「ここはほんとに日本？」と思ってしまうほど。
本場フランス・ドイツ・オーストリアで修行したシェフが作る、本格派パティスリー
このように品揃えが豊富でカフェを併設するのは、「グランメゾン」というフランスの一般的なパティスリーのスタイル。
というのもオーナーの中澤 良仁シェフは、ヨーロッパで修行した経験のある凄腕の持ち主。120年以上歴史のある菓子店の4代目として生まれながら、洋菓子の道に進み、渡欧。
フランスでの修行だけでは飽き足らず、さらなる進化を求めドイツやオーストリアにも渡って、あらゆることを貪欲に吸収。
その経験の中で「伝統的なヨーロッパ菓子を日本でも伝えていきたい」というお菓子作りの方向性が形成され、2009年に「パティスリードゥネル」をオープンしました。
本場の味を日本でもそのまま。“真のおいしさ”が詰まった伝統菓子
ヨーロッパの伝統菓子は、その地方の歴史や文化がギュッと詰まったもの。ひもといてみると、なんと紀元前まで遡るものもあるほど！
お祝いごとや行事で食べられるものや、その地方の特産物を使った珍しいものまであります。
「長い歴史の中で人から人に伝わって、現代も変わらず食べられているって凄いことですよね。それこそ本当に美味しいものだからです。だから、現地で学んだありのままを自分のお店でも作り続けています。」と話す中澤シェフ。
奇をてらった流行を追うのではなく、伝統を大切にする。何千年も受け継がれているものほど、真の美味しさがあるはず。そこに伝統菓子を数多く作る「パティスリードゥネル」のルーツがありました。
スイーツを食べてヨーロッパを感じる！おすすめのケーキ5選
本場仕込みの知識や技術で、本物の味を提供し続ける「パティスリードゥネル」。そこには心ときめく出会いが待っています。おすすめの5品を紹介します。
プロバンサール：400円（税抜）
澄み切った青空が広がる、フランス・プロヴァンスをイメージ。「パリとは空の色が違う」と言われるくらい、とても美しいのだとか。
輝きを放つトップの部分は、白桃・木苺・グリオットチェリー・ピスタチオのジュレ。何層にも重ねた自家製ヘーゼルナッツプラリネの生地の間からバタークリームが口どけ、陽気な酸味のマンゴーとパッションのジュレが合わさるとヴァカンスのような気分に。
タルト・エキゾチック：450円（税抜）
燦々と輝く太陽のようなタルトを召し上がれ！
口いっぱいに広がるキウイフルーツの酸味に、マンゴーとバナナのムースやパッションフルーツのソース。いくつもの果実から溢れてくるフルーティな味わいが、南国のリゾートへ誘うよう。まさにエキゾチック！
ノエル・クラー：420円（税抜）
商品名のクラーはフランス語で絵の具という意味。キャンバスに色を重ねていったような見事な美しさです！
イタリア シシリー産ピスタチオのムースにピスタチオの生地、木苺のジュレの甘酸っぱさをアクセントに見た目もカラフル。
ピラミッド・ショコラ：420円（税抜）
ピラミッド型に隠されているのは、ひと口で引き込まれてしまいそうになるショコラムース。
ヴァローナ社・カカオ分64%のマンジャリを使用。ほろ苦さと酸味の程良いバランスに、サクサクのフィーヤンティーヌがアクセント。表面をコーティングしたアーモンドチョコもリッチ。
キャラメル・ペカン：400円（税抜）
ナッツ！ナッツ！どこから見てもピーカンナッツがぎっしり！
くるみの生地にキャラメルクリームを巻いて、ピーカンナッツのプラリネをトッピング。
かすかな塩味やほろ苦さ、甘みのマリアージュが一体となった“ご褒美ケーキ”とも言える贅沢感。
日本には無い個性が続々！食べ比べが楽しい焼き菓子のおすすめはこれ
200種類を超えるフランス・ドイツ・オーストリアの様々な焼き菓子は、お店に訪れたら必ずチェックしたいところ。
焼き菓子類の大半は100〜200円台なので、自分用にもお土産用にも買いたくなるものばかりです。国によって異なる個性を食べ比べてみて。
左上 ルネット：150円（税抜）
フランス語でメガネという意味の、甘酸っぱい杏ジャムをサンドしたユニークなサブレ。
中央上 ブレッツェル：160円（税抜）
ココアのサブレ生地にさっくりしたパイ生地を練り込み、アイシングとアーモンドをトッピングしたドイツの焼き菓子。
右上 ヌッス・ピスタチオ・ココ：130円（税抜）
ヌッスはドイツ語でナッツという意味でピスタチオをトッピング。お砂糖の甘みとココナッツが口の中いっぱいに広がります。
左下 フロランタン・リンゲン：180円（税抜）
アーモンド、オレンジ、ドレンチェリー、かぼちゃの種とキャラメル、サクサクのサブレの食感が美味しいドイツの焼き菓子。
中央下 ストラスブルガン：150円（税抜）
ヘーゼルナッツとチョコレートがアクセントになった、フランス・アルザスの中心都市ストラスブールのサブレ。
右下 ペッシュ・ミニョン：190円（税抜）
白桃とアーモンドをたっぷり使ってしっとりとした、フランス・ブルゴーニュ地方のお花型が可愛いケーク。
バームクーヘン：180円（税抜）
本場ドイツで修行したレシピで作ったバームクーヘンというから、食べる前から期待大！
ラム酒とスパイスが自然に香って、しっとり。整然と層をなした断面も美しい、「ドゥネル」オリジナルの形が見た目もリッチ。
ワッフル・リモージュ：150円（税抜）
スイートな甘みのバニラ生地とチョコレート生地をマーブル状にして、まぶしたザラメ糖をアクセントにしたベルギー伝統の型焼きワッフル。
呼び名も可愛くハナコ！手土産にぴったりなハナコスイーツ
花小金井にちなんで作ったスイーツが数多くあるのも特徴的。
省略した呼び名が可愛い「ハナコプリン」や、「小金井公園スイートマロン」「小金井公園ガトーピレネー」「小金井公園の石畳」など様々。売り場に何種類あるか、ぜひ探してみて！
食べやすさ・話題性・美味しさの三拍子が揃った、手土産にぴったりなハナコスイーツを紹介します。
Hanakoチーズマドレーヌ：160円（税抜）
シンプルでやさしい味わいに広がるチーズのコク。
誰からも愛されるように、あえて形は少し懐かしい大きな平型タイプのマドレーヌに。ふっかりと優しい食感が子供の頃に食べたような温かみもあって、気分までほっこり。
特別な日に覚えておきたい！ホールケーキも定番から個性派まで
定番のショートケーキにも定評のある「パティスリードゥネル」。
青森県産の「姫卵」、飼料選びにもこだわって育てられた乳牛から作られたバターを使用。生クリームをホイップする機械はドイツ製のものを使い、口どけ良くさっぱりとした仕上がりに。
ふわっとしたスポンジとの相性とも抜群で、人気テレビ番組のコーナーでランキング第4位に選ばれたほど。特別な日のホールケーキ選びにも覚えておきたいところです！
ショートケーキ：480円（税抜）
イチゴのデコレーションケーキ
4号：2,376円／5号：3,240円（税込）
オンリーワンのオリジナリティ溢れるケーキも見所！
パリジャンデコレーションケーキ
4号 2,484円（税込）
5号 3,564円（税込）
カラフルなマカロンがデコレーションされていて、特別感がアップ！
小金井街道から連想して作られたロールケーキの「小金井街道 2,700円（税抜）」は、なんと全長50cm！
バニラクリームと木苺のロールケーキに飾ってあるのは、季節のフルーツ、焼き菓子、マカロン、カットされたケーキまで！
言わずもがな、特別な日のサプライズが成功すること間違い無し！
今度の休日は、緑溢れる花小金井でヨーロッパ気分を
「自然が溢れるゆったりした空間で、本場のヨーロッパ菓子を楽しんでもらいたい」という想いから花小金井に開業した中澤シェフ。
東京といえど、「パティスリードゥネル」の周辺はゆっくりとした時間が流れていてリフレッシュに最適です。
近場に小金井公園や江戸東京たてもの園などの散策スポットがあるので、「都会にいると忙しさに追いやられて、ゆっくりと過ごす時間が無い…」という人は、「パティスリードゥネル」もスケジュールに組み込んだ甘い弾丸トリップがおすすめです。
年中無休で、21時まで営業しているのも嬉しいところ。スイーツからヨーロッパを感じてみて。
パティスリードゥネル
住所：東京都小平市鈴木町2-865-19 1F
花小金井駅 南口から徒歩約12分
営業時間：10:00～21:00
定休日：年中無休
公式HP
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