ベルギー王室御用達ショコラティエ「Galler（ガレー）」ベルギーチョコレートとベルギービールのペアリング！

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ブロガー
山田茜

美食を追求する東大卒スイーツ女子。

ブロガー
山田茜

美食を追求する東大卒スイーツ女子。

2月5日、東京・千代田区のベルギー大使館でベルギービールとGaller（ガレー）チョコレートのペアリングを楽しむ会が催されました。

Galler（ガレー）は、1976年ベルギー・リエージュでジャン・ガレーによって誕生し、1994年にベルギー王室御用達ブランドに認定されました。

創業時に生み出したプラリネとミルクチョコレートの「バー」は、今でもGaller（ガレー）の人気商品。レシピにこだわり、天然素材のみを使用し、多様なフレーバーが生まれました。このカラフルな色彩が揃うパッケージは、唯一無二。

そのGaller（ガレー）がベルギーに本拠地を置くビール会社 AB InBev（Anheuser-Busch InBev）とコラボレーションし、日本でもさらに新しいビールの楽しみ方を伝えていきたいという思いで生まれた今日のペアリングの会。

Galler（ガレー）が誇る、クリエイティブな才能に溢れるショコラティエ、ロイック・デーメン氏による提案とともに、ペアリングを楽しませていただきました。実は冒頭のお写真、スーツ姿の華麗な方がロイック氏です。

チョコレートへの愛情がとても深い、情熱的な方で、ペアリングのご提案もとても楽しかったです。今回は、私が感動したベルギービールとベルギーチョコレートのペアリングを3パターンご紹介します。

ヒューガルデンホワイト×ピスタチオフィリングのホワイトチョコレート

〈ヒューガルデンホワイト×ピスタッシュフレッシュ〉

14世紀、ヒューガルデン村で生まれた当時は、とても苦かったヒューガルデンのホワイトビール。そこに、修道僧が苦味を感じさせない工夫としてオレンジピールやコリアンダーを加え、進化を重ねたそうです。

「まず口をゆすぐように一口」と、なんとも贅沢な指示がロイック氏から与えられました。口をゆすぐようにベルギービールを飲むなんて経験ありません。

ただ試してみると、一口でも、オレンジピールとコリアンダーシードの組み合わせがフルーティーな甘みと爽やかな柑橘系の酸味をもたらしてくれます。

「そこにGallerのピスタッシュフレッシュを4分の1」ペアリングの指示がレシピのようで楽しくなってきました。ピスタチオフィリングを包んだホワイトチョコレートを、指示通り4分の1いただきます。

甘さも強く脂肪分も多いホワイトチョコレートと掛け合わさると、どうでしょう。口の中に残ったのは、ホワイトビールの酸味。まるで何かの化学反応のように、その変化は鮮やか。ビールの酸味と、チョコレートの甘やかさが引き立ち、ピスタチオが存在感を発します。

レフブロンド×クリスピープラリネ入りミルクチョコレート

〈レフブロンド×レクルスティヨン〉

レフブロンドは苦味、旨味、酸味が見事に調和したバランスの良いビール。クリーミーでマイルド、かすかに感じるスモーキーな味わいが魅力です。「レクルスティヨン」はクリスピープラリネ入りミルクチョコレート。

一口、ゆすぐようにレフブロンドを含み、チョコレートを舌に乗せると、今度は驚き。キャラメルの香りが鼻にふわっと抜けるのです。

ミルクパウダーをキャラメリゼすることでミルクチョコレートにもキャラメル感を出しているそうで、口の中にキャラメルの味わいが重層的に味わえます。プラリネのクリスピーな食感も楽しい。レフブロンドのスパイシーな味わいとプラリネのキャラメル感の濃厚なマリアージュです。

レフブラウン×コーヒームース入りダークチョコレート

〈レフブラウン×カフェリエジョワ〉

「カフェ・リエジョワ」の「リエジョワ」はリエージュの町名を形容詞化した語。まさに、Galler（ガレー）の生まれた町に深く根ざしたチョコレートです。

レフブラウンの特徴は、苦味。ローストしたような、スモーキーな味わいも感じられます。穀物をローストして用いている苦味。そこに、カフェリエジョワのカカオの苦味がマッチします。口の中で2つが掛け合わさると、エスプレッソのような味わいになるのです。ビールが、チョコレートのダークな味わいを何倍にも感じさせてくれます。これがペアリングの面白さかなと、つい唸ってしまいました。

BELGIAN BEER × CHOCOLATE PACK
価格：2,000円（税別）
※2月中旬より販売予定。

会場では、Galler（ガレー）のチョコレートを思う存分堪能させていただきました。